神経伝達物質ってなに?

神経伝達物質ってなに?

神経伝達のしくみと神経伝達物質

神経細胞(ニューロン)の中での情報の伝達は電気信号として行われます。ところがある神経細胞から次の神経細胞との間には隙間があって、この間の情報の伝達は電気信号で送ることができません。そこで電気信号が神経細胞の末端に達すると一連のイベントがおこって化学物質が放出され、その化学物質が次の神経細胞に情報を伝えます。
この化学物質が「神経伝達物質」です。
神経細胞と神経伝達物質
神経伝達物質は分子が結合した化学物質なので、その働きによって形が違います。神経伝達物質が細胞間に放出された時、次の細胞の先端には「受容体」と呼ばれる鍵穴のようなものがあり、ある鍵穴(受容体)にはそれにぴったりあった鍵(神経伝達物質)のみが受け入れられます。

ヒトの身体の中にはとてもたくさんの種類の神経伝達物質とそれにあった受容体があり、存在する場所も神経伝達物質によって違います。
「神経伝達物質」は、その働きによって形が違い、「受容体」も受け入れる神経伝達物質によって形が違います。

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